基軸通貨国の特徴

投稿者: | 2018年12月20日

FX取引に興味をお持ちの方であれば世界の基軸通貨がアメリカドルである事はもうご存知ですよね。

世界中で取引されるアメリカドルの量は準基軸通貨であるユーロの倍以上もあり、一際突出しています。

また、世界各国の中央政府が外貨支払いの為に準備している外貨準備高もユーロ、円を引き離して首位の座をキープしています。

OPEC(石油輸出国機構)加盟国では石油取引にもドルが決済通貨として使われていますので、世界の共通通貨と言っても過言ではありませんね。

世界中の金融商品の多くは基軸通貨であるドル建てで購入する事が出来ます。

この時、基軸通貨国であるアメリカには為替リスクという物が無いという事をご存知でしたか?

私達日本人がドル建ての金融商品を購入するとアメリカドルを買う時と売る時でレートが異なると得をしたり、損をしたりする為替リスクが発生しますがそれが無いのです。

日本の輸出企業で特に車関係の会社ではドル円のレートが1円変わるだけで2000億円も利益が変動する会社もあるそうで為替リスクというのは企業の業績をも左右する重要なファクターなのです。

例えばアメリカが無秩序にドルを大量に刷って発行してしまうと、ドルの価値が下がり、自国通貨に換える必要がある人達の資産が目減りしてしまうので、基軸通貨国には通貨の安定と秩序が求められるのですが、サブプライムローンやリーマンショック等の金融危機に瀕した際には他の人の事などお構いなしにドルを刷りまくって市場に出回るドルの量を短期間で3.倍にまでしてしまったのです。

そうする事でマーケットに潤沢に資金を供給して金融機関等が困らない様にしてアメリカは復活を果たしたのですが、周りの国にとってはいい迷惑でした。

特に日本は過去最安値を更新する強烈な円高に見舞われ、日本の輸出企業は瀕死の状態にまで追い詰められました。

日本からの輸出した車が円高により価格が上昇してしまい、アメリカで売れなくなり、逆にアメリカから輸出された車はドル安の為、安くなりGMやフォードなどの車会社は過去最高益を達成しています。

こうしてみると金融危機を引き起こした国が豊かになり、周りの国々が迷惑を被っているのが納得できない感じがありますよね。

こういった金融危機を振り返ってみると基軸通貨国の強みが発揮され、落ち込むのは一時的でその後復活するという方程式の様にも見えますね。問題を起こしたはずのウォール街の人々は超高額なボーナスを貰っていると言いますから世の中誰が正しくて、誰が悪いのかも良く分からなくなってきますね。

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